やりすぎおえかき

塩絵の具(ソルトペインティング)のやり方:のり・塩・水彩で

絵の技法

塩の線の上を、色がサーッと走る

のりで描いて塩をかぶせ、水彩をたっぷりふくんだ筆でふれると、色が塩の線にそってひとりでに走ります。塩のつぶが水を吸いこみ、色は水といっしょに、つぶからつぶへと運ばれていくのです。

  • 4歳から
  • 30分+ひと晩乾かす
  • 家にある材料で
黒っぽい画用紙の上の、塩をまぶしたのりの星と花に、青、ピンク、黄色の絵の具をたらす画家の手描きのイラスト。色が塩にそって広がっていく。

ひとめでわかる

年齢
4歳から(手伝いあり)、6歳からひとりで
時間
20〜30分+乾かすのにひと晩
汚れ
ふつう:こぼれた塩があちこちに
大人の手
準備と、のりのボトルを手伝う
用意する物(費用)
木工用ボンドなどの白いのり、食塩、水彩絵の具:たいていの家にある物
画面/本物
どちらでも

できあがるもの

盛り上がって、きらきら光る絵。塩でおおわれた白いのりの線が、ひとりでにまざり合った色で光ります。黒い画用紙なら色があざやかに、白い画用紙なら雪景色の水彩画のようになります。

やりすぎおえかきでは

塩絵の具に使うものは、ぜんぶアプリの無料の部分にあります。

  1. 「こうさく」→「のりと ラメ」→「のり」。 指でなぞると、つやのある白いのりが盛り上がって出てきます。星や雪の結晶、自分の名前を描いてみましょう。

  2. 「キッチン」→「ふるい」→「しお」。 のりがまだぬれているうちに(のりは1分ほどで固まります)、上からふりかけます。塩はのりにくっついて、きらきらの白い線になり、残りは紙の上にばらばらに残ります。

  3. 色をのせる。 「すいさい」 の筆、「こうさく」の 「インクの しずく」、「じっけん」の 「しょくべに」 で線にふれます。色は塩にしみこんで、線にそってじわじわ進みます。2つの色が出会うと、まざり合います。

こんなことも: のりなしで、ぬれた水彩の上に「ふるい」で塩をふってみましょう。つぶの1つ1つがまわりのぬれた絵の具を引きよせて、ふちの濃い、白っぽい星のもようを残します。

のりの星にラメをふりかける画家の手描きのイラスト。そばに青い絵の具を吸いこむ塩をのせたのりの線、シール、インクのスポイト、ステンシル、テープ。

本物で

本物でやってみよう

用意する物

  • 厚めの紙か画用紙(黒い画用紙だと色が光ります)

  • 白いのり(木工用ボンドや、チューブ・ボトル入りの液体のり)

  • 食塩(さらさらの塩でも、あら塩でも)

  • 水でうすくといた水彩絵の具、液体の絵の具、または食紅を数滴の水でといたもの

  • やわらかい筆か、スポイト

  • 塩を受けるためのバットやトレー

手順

  1. のりで描く

    画用紙をトレーにのせ、のりで太い線を描きます。色を遠くまで走らせたいなら、線をつなげておきましょう。のりが乾かないよう、少しずつ進めます。

  2. 塩をかぶせる

    すぐに、線がぜんぶかくれるまで塩をかけます。

  3. よけいな塩を落とす

    トレーの上で画用紙を立てて、やさしくトントン。残った塩は、のりにくっついた塩です。落ちた塩は次回の工作用にとっておきましょう(料理には使いません)。

  4. 筆に色をふくませる

    筆に色をたっぷりふくませるか、スポイトに色を入れます。

  5. ぬらずに、ちょんとふれる

    筆の先を塩の線にあてて、じっと待ちます。色が走るのを見てみましょう。少し先に別の色をのせて、出会ったところがどうなるか見てみましょう。

  6. 平らにして乾かす

    ひと晩、平らなまま置いておきます。太い線は1日かかることも。ぬれているうちに傾けると、塩がすべり落ちてしまいます。

アレンジしてみよう

冬の雪の結晶

紺色の画用紙に白いのりで雪の結晶を描き、青や紫で色をつけます。冬休みにぴったり。

きらめく星

まん中から外へ広がる線を描き、1本ずつちがう色をのせます。夏の夜空の絵や、お誕生日カードにも。

秋のもみじ

葉っぱの形と葉脈をのりで描き、根もとから赤、オレンジ、黄色をたらします。

自分の名前

大きなふくらみ文字をのりで描き、1文字ずつちがう色に。文字がつながったところで色が出会います。

アプリと紙、ここがちがう

画面では

色は数秒で塩の上を走り、塩がくっつくのはのりがぬれているあいだだけ。本物と同じです。1ページぜんぶをのりで描いても、まちがえたら「もどす」で直せます。床に塩がこぼれることも、ひと晩待つこともありません。

本物の紙では

ゆっくりで、思いどおりにはいきません。色は少し進むと、筆の近くの塩が水でいっぱいになって止まるので、色をたしていきます。太い線は乾くのに1日かかります。できあがった絵は、でこぼこで、ざらざらで、きらきら。画面ではわからない手ざわりです。

黒っぽい画用紙の上の、塩をまぶしたのりの星と花に、青、ピンク、黄色の絵の具をたらす画家の手描きのイラスト。色が塩にそって広がっていく。

色が塩の上を走るわけ

塩は、のどがかわいているんだ。つぶの1つ1つが水を吸いこんで、色は水に乗って、塩がいっぱいになるまで、となりのつぶへ、またとなりのつぶへと進んでいくよ。

大人の方へ。 ぎっしり並んだ塩の結晶のあいだには小さなすき間があり、水はそのすき間を 毛細管現象 で進みます。キッチンペーパーの端を水につけると水が上ってくるのと同じです。塩には水を引きよせる 吸湿性 もあります。染料や顔料は、筆の近くの塩が水でいっぱいになるまで、水といっしょに運ばれます。ぬれた水彩の上では、塩のつぶがまわりのぬれた絵の具を引きよせるため、つぶのまわりに白っぽい星形のもようが残ります。

次はどうなる?予想してみよう

さらさらの塩と、あら塩

色を遠くまで運ぶのはどっち?同じ画用紙で両方試してみよう。

塩のかわりに砂糖なら?

砂糖のつぶも水を吸うよ。同じようにいく?それとも、ちがう?

まっすぐの線と、まる

色が遠くまで進むのは、まっすぐの線?それとも、まるい輪?

のりなしの塩は?

ぬれた水彩の上に塩をふってみよう。乾いたら、どんなもようが残る?

先生方へ

授業で使うなら

塩絵の具は、図画工作のいろいろな材料を使った表現の題材になり、低学年では生活科の「身近な物を使った遊び」にもなります。高学年なら「どの塩がいちばん遠くまで色を運ぶか」を、条件をそろえて比べる活動に。まず電子黒板でアプリの画面を見せ、グループごとに予想させてから、本物で試してみましょう。

保護者の方からよくある質問

のりなしでも塩絵の具はできますか?

できます。ぬれた水彩の上に直接塩をふると、乾くときにつぶの1つ1つが白っぽい星のもようを残します。ただ、のりがないと塩が線にならないので、色が線を走る絵ではなく、もようの表現になります。

塩絵の具にいちばん合う絵の具は?

さらさらの色です。水でたっぷりといた水彩、液体の絵の具、または食紅を少しの水でといたもの。ポスターカラーのような濃い絵の具は、塩の上にのったまま進みません。

乾くのにどれくらいかかりますか?

たいていひと晩、太いのりの線なら1日ほどかかります。乾くまでは平らに置いておきましょう。

塩がはがれてしまうのはなぜ?

塩をかける前にのりが乾きはじめていたか、ぬれているうちに絵を曲げたり傾けたりしたからです。少しずつ進めて、すぐに塩をかけましょう。

やりすぎおえかきの塩絵の具は無料ですか?

はい。「のりと ラメ」、塩の「ふるい」、水彩、インクのしずく、食紅は、どれもアプリの無料の部分にあります。

まずは画面で、塩で描いてみよう

ブラウザでやりすぎおえかきを開いて、のりの線を描き、塩をふって、色でふれてみましょう。それから、本物ののりを出してきて。